気楽生活研究所(仮)

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高校の家庭科って意味あるの?

私が実家を出て、1年と少し経った。
それなりに家事をこなした今、あらためて思うことがある。

「高校の家庭科の授業、マジで意味なかったな」ということだ。



私が高校生のときの話だ。10年ほど前の話なので、今は少しはマシになっているかもしれないが。

1年の1学期。まずはじめに、ミシンでエプロンを縫った。そのエプロンは、高校生の間ずっと調理実習で使った。しかし、ミシンはそれ以来一度たりとも使っていない。ちなみに、作ったエプロンは卒業後すぐに捨てた。

家の構造について勉強した記憶もうっすらある。ツーバイフォーとか習ったような気もする。
高校生は16歳から18歳。ということは、実際に家を建てるのは早くても10年後。その頃まで、そんな知識を覚えているだろうか?



小中学校の家庭科では、いろいろな分野にちょっとずつ触れるのは有意義なことだと思う。家庭科の授業で初めてミシンを触り、服飾に興味を持つ子もいるだろう。
しかし、高校で同じような授業を展開しても、新たな出会いはほぼないだろう。
それならば、広く浅くというより、卒業して一人暮らしをした時にすぐに役立つ内容に絞った方が良いのではないか?

正統派の和食よりも、少ない調理器具ですぐにできる料理を。
家計簿のつけ方。架空の人物の一週間の行動をもとに家計簿をつけて、その人物の消費行動の問題点を洗い出す。
一週間、自宅の掃除をしてレポートを書く。
ミシンの練習よりも、ボタン付けや穴の補修を。

地方の進学校なら特に、卒業直後から一人暮らしをする生徒は多いだろう。
彼らに生活力を身に付けさせるのが、高校家庭科の使命ではないだろうか?



私に子供ができて高校生になる頃には、どのような授業が行われているだろう。
私の高校時代よりも実用的な授業になっていることを願うばかりだ。

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