気楽生活研究所(仮)

豆腐メンタルでもなるべく気楽に生きていく方法を探します

決断疲れに備えるメニュー「なんでも蒸し」

「決断疲れ」という現象をご存じだろうか。
意思決定を繰り返すと脳が疲れて、意思決定の質が落ちてしまうという現象だ。コンピューター上で軽いアプリを大量に使った後のように、1つ1つは小さなことであっても、脳のリソースをだんだんと食いつぶしていくのである。

齢30を過ぎてようやく気付いた。私、決断疲れと空腹を併発すると、本当に何もできなくなる。

決断疲れを防ぐには、なんといっても習慣化、ルーティン化である。
・オバマ前大統領のスーツはだいたいグレーか青
・マーク・ザッカーバーグ氏のグレーのTシャツ
が有名だ。

服や朝食はいつも同じでも構わないだろう。ただ、夕食でそれをやると家族から総スカンを食らう可能性が高い。
「あらかじめ1週間の献立を決めておく」という方法もある。だがしかし、私は胃腸が弱い。その時々で食べられるものが大幅に変わってしまう。また豆腐メンタルのため、献立を決めていても料理する気力がなくなってしまうこともある。
そこで「困ったとき用メニュー」を設定した。
「なんでも蒸し」だ。

「食材を切る」以外、ほぼやることがない。あらかじめ切った食材があれば、ほぼ何もしなくていい。
忙しい時、精神的にしんどい時、体調がいまいちな時……ちょっとでも困ったら、迷わず「なんでも蒸し」だ。

なんでも蒸し

1.野菜、肉を切る
2.鍋に下から根菜・キノコ→葉物野菜→肉の順で入れる
3.鍋底から2cmくらいまで酒を入れる
4.強火にかけ、ぐつぐつしてきたら中火にする
5.しばし放置したのち、ポン酢などかけて食べる。汁も飲む

肉を上にするのは、加熱し過ぎで固くなるのを防ぐため。鶏肉は削ぎ切りにしておくといい。魚の切り身でもいけるんじゃないかな。葉物野菜から水分が出るので、ふたを開けなければ滅多に焦げ付かないはず。
途中で味付けをする手間もない。「悲しい気分の時に煮物の味付けをすると訳が分からなくなる現象」も防げる。

何も考えず多めに作ろう。悲しい時に腹が満たせないと余計につらくなるから。余ったら後でチンして食べてもいいし、汁気を追加してスープにしてもいい。カレーにぶちこんでもいい。


現在午後8時。今日も「なんでも蒸し」にしてしまおう。

©2018 気楽生活研究所(仮)