気楽生活研究所(仮)

豆腐メンタルでもなるべく気楽に生きていく方法を探します

(仮)であることーきっと何者にもなれないわたしたちに告ぐ

ブログタイトルに(仮)と付けた。
ゆくゆくはタイトルを変える可能性も考慮している。が、それだけではない。
何者かになりたいような、なりたくないような、今の自分の不安定さを、字面にしておきたかったのだ。

こんな自分語り、誰も読みたくないだろうけど、いつかこの記事を読む私のために。




うつ病やらなんやらで鬱屈した私は、逃げるように大学院を中退し、ファミレスも無い田舎に帰った。
地元に帰ってきてからは、ぼんやりと過ごしていた。震災に遭ったり、バイトをしたり、輪るピングドラムを観て圧倒されたり、うつ病を再発させたりしながら。
ぼんやりしてはいたが、何者かになりたくてたまらなかった。大学院を卒業した友人たちは、私がかつてなりたかったものになっていた。私も、何者かになりたかった。そのわりに、別に何もしていなかったけど。

人の勧めで行政書士試験やらFP試験を受けてみた。ペーパーテストは人並み以上に得意だったから。受かったら何者かになれるんじゃないか、という期待を込めて。受かったけど、別に何者にもならなかった。それはそうだ。試験勉強以外のことはしていないのだから。

このブログも、真剣に書けば何者かになれるんじゃないか、なんて、実はちょっとだけ思っている。



何者かになる必要なんて、本当はないのかもしれない。何者でもない自分で、漂泊の日々を送るのもアリなのだろう。いや、そのほうがむしろカッコいいんじゃないか。
運よく何者かになれたとしたって、きっとまた、次の何かを追い求めるのだろう。死ぬまで満たされないままなんだ。
なぜ好き好んで無間地獄に踏み入れる?静かに呼吸して食事して眠ることができれば十分じゃないのか。

でも、今の私はそれじゃ不安なんだ。何者かになりたいんだ。誰かに届いてほしいんだ。束の間でいい、安心がほしいんだ。
書かせてくれ。書かせてくれ。とにかく書かせてくれ。
ばらまいた私の骨を、誰か拾ってくれ。




うっかり露悪的な長文を書いてしまった。反省はしているが、後悔はしていない。
こんなことばかり書いていないで、これからは人様の役に立つ文章の練習もしよう。
そう、いつか何者かになるために。

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